自律神経失調症の症状と顎関節症の不定愁訴の症状がほぼ一致しているのは、単なる偶然ではありません。
噛み合わせが悪いために、頚椎に無理なねじれが生じて、自律神経系に異常が生じ、人間の恒常性(ホメオスターシス)が正しく機能しなくなるのです。
内科や神経科に行くと「自律神経失調症」と診断され、噛み合わせに精通している歯科医院に行けば、顎のズレからくる不定愁訴の可能性があると診断されます。
診察を受ける科によって診断名が違い、とまどう患者さんも出てきます。
自律神経失調症も、顎関節症による不定愁訴も、交感神経の異常によって引き起こされると考えられていますが、その原因が何から生じるかの考え方によって、診断名が違ってくるのです。
自律神経失調症は、ストレスや生活環境の変化などが原因といわれていますが、原因が現在でもはっきりしていないために、薬を飲むことで、対症療法的に症状の緩和をはかっています。
一方、顎のズレが原因で生じる不定愁訴の場合は、噛み合わせを正しくすることで頚椎などのねじれを直し、不定愁訴が軽減したり治ったりするのです。
今の医療では各科がそれぞれ独立していて、内科と歯科、神経科と歯科といった連携がないため、同じような症状がある患者さんなのに、治療方法がまったく違ってしまいます。
本来ならば、それぞれの科の治療方法の利点を集結して、患者さんの悩みを解決するために協力し合えばいいのですが、現在ではそういう連携はとられていません。
ストレス社会といわれる今、ストレスが眠りを妨げています。
厚生労働省の調査によると、10人に1人が不眠症であるといわれています。
いろいろな枕やふとんの売れゆきが好調な要因には、こうした不眠症で悩む人のワラをもつかみたい気持ちが現れているのでしょう。
睡眠は本来、大脳を休ませるための機能ですが、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に生じています。
眼球が素早く動いている状態の睡眠(rapid eye movement)の頭文字のremをとってレム睡眠とし、眼球が動かない、深い睡眠(non rapid eye movement)がノンレム睡眠と分類されています。
浅い眠りのレム睡眠では、夢を見ているので、脳幹は休まず活動しています。
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